チープセッ●スドランカーブログ
ウリのソップス・アシッド・虹をからめた日常ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カリギュラ 12/8 マチネ
カリギュラ
シアターブラバ 12/8 昼公演

久しぶりの舞台観劇です。
今回は11月の公演をみに東京にいってないので、カリギュラ初観劇になります。
席は前の2列をつぶしていたので3列目のセンター。Sさんありがとう~~!

以下、ここをみにきている大半の人には関係ない(笑)観劇感想
間違いの喜劇、タイタス、お気に召すままと見てきましたが、お気に召すままが一番見てるんだけど、私の中で一番好みの小栗だったのはタイタスだったんですね。

カリギュラはそれを超えました。

世間的に王子様色が強いのは仕方が無いとして、私が完全に小栗旬にはまったのがisAなどに見られる狂気のスイッチの入り方なんですが、この舞台はそれがすごく強かったです。
演劇の内容としてはストーリーとして波があるわけでもなく、問答であったり自己解明のツールにしかならない場面場面が続く訳で、役者個人個人に思い入れがる人でないと観劇はつまらないものかもしれません。
でも、舞台全体の構図、シンメトリーの美というか、そのあたりは耽美主義万歳的な。そういう楽しみ方もできるかも。
まあ、私は舞台は数みてないので、自分が興奮したことを冷静に判断しようとするとどうしてもこう辛くなってしまうのですが、全体としてはそういう印象。

今回は近かったこともあって、表情などを細かくみた印象の方が強いです。
全体としての感想は千秋楽で少しひきでみたあとにでもかければと思います。

ということで。
全体の流れを無視して、どういうかんじの小栗をみていたかというと。
まあ、まず衣装が………前評判通り露出が多すぎる(笑)目の前で太腿見すぎた。むしろ股間みすぎた(笑)だって見えるんだもん(笑)いい筋肉でした。お尻とかまるみえだったので。なんであんなくりぬきかたしたのか………びんぼっちゃま衣装………

ちゃんと説明すると、
最初のシーンでの小栗は長=====いノースリーブの布をずるずる引きずり、あとはふんどし締めてる状態。しかし、その引き摺り方がまたエロいんですわ。すごい。あれは。
それでもって雨に濡れているのでぼたぼたでエロい。
エロしかない。いいかんじの見せ過ぎ(笑)
レギュラーの衣装は蜷川さんの舞台にありがち。でもってブーツがマーチンでパンク感をだしつつ。すね毛そりすぎなんだよ==!
そして銀髪のカツラ+バレリーナの衣装のビーナス。これが後ろがびんぼっちゃま。無駄に。これはすごかった。後ろからなんか見えては行けない物まで見えそうなくらいきわどかった(笑)どこみりゃいいんだよ、目の前で尻しか見えない(笑)
あとはピンクの衣装はもう割愛させてください………
レギュラーの衣装は本当にいい具合なんですよね。タイタスの時もそうなんだけど、小栗の身体のラインが素晴らしくちらちらみえる。あと乳首ね。小栗の悪役時の立ち方ってあるんですが、(腹を少し出して恥骨を前に出すようにして背中をしならせる)その歩き方を横から見ると、いい具合に衣装を引き摺り、そして後ろに黒い物を背負ってるように見えるんですよ。なんとなく。すごい完成されたバランス。私の好みとして。あとは、台座に腰掛ける時の憮然とした様とか。それが周りの人間の背筋の伸ばし方との対比でものすごく暴君感がでてるわけですよ。すっごい綺麗。

シーンとしては1対1で言い回しの難しい台詞のやりとりをしていくというところが多くて。主なところとしてシピオン(勝地くん)、セゾニア(若村さん)、エリコン(横田さん)、ケレア(長谷川)さんとの対峙があるのだけれど、これが…………すごい色っぽいんですよ。
ただの会話だし、問答なんだけれど。1対1のその関係性が台詞よりも表情と演技で色気が伝わるというか。どの関係性もそれぞれに確固とした方向を持っているのに危うい脆さが垣間見えるので息をするのを忘れてしまう。喜劇を見ていた時はその言葉遊び的な部分が大きく見えたんですが、カリギュラの台詞は思考を巡らせるようで止めてしまう。理解できなさそうでわかるぎりぎりの理性と狂気が言葉に散らばっていて、その言葉と行動がどこでその緊張の糸を切るかわからない。
そんなシーンが続くのでほんっっとうに体力を消耗する(笑)<見てる方も

私はどうしても小栗ファンなのでいいとこしか言わなくて申し訳ないんですが、今回ほど台詞と台詞の間の取り方に魅力を感じたことはなかったです。言葉ではなく、動く様とか緩急の付け方とか。そのあたり全てがやはり小栗主演で動いていて、支配していた舞台でした。

いっしょに見ていたSさんに何度も繰り返していっていた感想なんですが、スイッチの切り替わりがひゅんっとふれる瞬間、その瞬間の小栗旬が好きです。
最初のシーンでがたがたと震えていたかと思うと狂ったようにドラをたたく、そのそこまでのふつふつと変化するところも好きだったんですが、がくんっとすぐに何かを諦めたような目になったり、いきなり怒り出したり。うまく言えないのですが、近くでみていると目で、遠くのときはその手の動きで彼はそれを表現することが多い。
本当にいつスイッチが入るのか、ものすごく緊張感の続く舞台でした。本当にしんどかった(笑)最後の数十分は観客が硬直してしまうんですよ。もう、なんというか、飲まれてしまって。

いくつもカリギュラの孤独と苦悩を感じるシーンはあって、何度もこみあげるものはありましたが、最後に鏡の中の自分に囲まれてそれに問いかけている様をみて、それがあまりにも完成された構図で一番ぐっときました。

ちょっと右寄りであまりに近くでみていたため、構成美という部分ではまだ千秋楽でくるものがあるんだろうなと思うのですが、気になったシーンだけいくつかあげておきます。自分的覚え書き。

舞台装置:
蛍光色でいろどられた鏡と扉。
5面で横から見ると角度で少し歪みが見える。
ビーナスのシーンの装置はまるで蜘蛛の巣のよう。真ん中に小栗が座るとそれがなんとなく引き立った。<と私の印象

暗転(+音楽)前にピンクの蛍光スプレーで最後に一つのこる物は何が見えるかという問いかけに対し、まだ冷酷になる前のセゾニアが「カリギュラ!」と叫び呼びかけた後の、放心したようで何かをもった小さな声で「カリギュラ」という小栗の声と表情と立ち姿。そして暗転<鳥肌たった
最後に残る物はカリギュラという絶対的なもののみ。それを決意した瞬間的な。

エリコンのふてぶてしさとカリギュラへの献身の差。素晴らしい変化。舞台の最初の方で設定がわからなかったのですごくびっくりしました。

シピオンとのやりとり。カリギュラとの表裏の関係。カリギュラが捨てたかったものとまだ残っているもの。永遠に綺麗なままで残したかった部分。やりとりとシピオンの絶望の見え方(ここの勝地くんは最高でした………)+暗転前の最後の小栗の台詞「軽蔑だ」
シピオンとのやりとりの部分が一番危ういカリギュラというか……ラストのセゾニアを殺す直前とは違う一番の表にでない葛藤部分の見せ方?すっごい息がつまるくらいに緊張するシーンでした。

ケレアとのやり取り。対比のおもしろさというか。カリギュラのスイッチの入切が激しいシーン(意外と)会話は特にそうでもないんだけれど。
ケレアの憎んでいる訳ではないが、あなたは有害であるというあたりを繰り返すところが好きでした。
あと炎で証拠を焼くカリギュラ。

セゾニアは最期が一番よかったかな。殺されるシーン。
会話的にはなんか息が苦しくて覚えていない(苦笑)

そしてカリギュラ対カリギュラ。怒りと孤独と悲しみと。
ここでなんでかしらないけど、カリギュラが一瞬弱いんですよね。何度も人を殺しているのに、セゾニアを殺すことを本当の孤独と悟った時点でそれは自分が独りではないということを論理的に確認するにいたったのか。この時に自分の論理を何度も繰り返し、最期に鏡の中の自分を割るカリギュラを見て、ああ人間だ、と思って右目からだけ涙がおちてました。なんでそのとき自分がそう思ったのかわかんないんですけど。

最期はケレアがカリギュラを刺すのですが、そのクーデターの時ももっと引きでみたら、きっとカリギュラの頭の上にケレアの剣がど真ん中にたっているんだろうな、と。思うと千秋楽が楽しみで仕方が無いです。すごい綺麗な構図。最期に中央にたつカリギュラとその上に光る剣とが綺麗だな、と。ああ、早くみたい。ぞくぞくする。


本当に美しい舞台でした、蛍光もすばらしかったし、装置も鏡も耽美。そして緊張感。
タイタスはね、吉田さんにのまれて動けなかったの。あれもすごく消耗する舞台だった。感情があまりに激しくて。
カリギュラは自分の頭の中がものすごい速度で回りつつ、金縛りにあったみたいに動けなくなる。常に目の前にほそ=====い糸があって、それが小栗にいつ切られてしまうかずっとその時がくるのをまっているようなおびえるような………そういう緊張感。
この舞台は何度も見に行けないです。ただ、今回みたいな表情からの汲み取れる席と、今度千秋楽で見る舞台全体の構成美をみれる席ではみておきたかった。よかったです。チケットとれて。
2年前だとぜっっっっっっったいに小栗にはできなかったのは明らかですね(笑)
そして、本当に色気のある役者だと思うし、全キャストが本当にすごく消耗する(客席含めて)すごい舞台ですね………本当に蜷川さんに何万回とお辞儀をしたい(笑)小栗でこの舞台をみさせてくれてありがとうございます……!


そんなかんじで個人的な覚え書きはおしまいにします。
スポンサーサイト

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://cheepsdrunk.blog2.fc2.com/tb.php/541-cc9ce17a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。